梵辛
ちょっぴりさえない青年画家のアトリエに、ある日一羽のスズメ「おチュン」が激突してきた。画家はケガをしたおチュンを介抱する。するとおチュンは恩返しとばかりに、人間の言葉を話し、奇妙で健気な恩返しを始めるのだ。時に空を飛んで物を運んだり、時に不思議な力で画家を助けたり。その恩返しは予想の斜め上をいくものばかりで、画家の日常は思わぬ方向へと転がっていく。人類と鳥類、種族を超えた交流が織りなす、心温まる現代版おとぎ話だ。