アンソロジー
パカッと開ければ、そこには小さな幸せが詰まっている。懐かしいあの味や、まだ見ぬ新しい発見。本書は、そんな「缶詰」をテーマにした珠玉のアンソロジーだ。コンビーフに鮭缶、パイナップル、サバ缶まで、多種多様な缶詰にまつわる29編の物語が展開される。食卓を彩る一品として、非常食として、あるいは思い出の味として、それぞれの缶詰が織りなす人間ドラマは、読者の心と胃袋を温めることだろう。誰もが一度は味わったことのある、あの素朴で奥深い美味しさが、ページをめくるたびに蘇る。心温まる食物語が満載の一冊だ。