新井英樹
理由なき殺人を繰り返す謎の男モンちゃんと、彼に心酔し爆弾を作る青年トシ。二人は「トシモン」として日本各地で無差別テロを敢行、その狂気は瞬く間に全国を震撼させる。時を同じくして、北海道には謎の巨大生物ヒグマドンが出現。人々を蹂躙し、破壊の限りを尽くしながら南下を始めるのだ。この二つの「狂気」が交錯する時、日本は未曾有の混乱に陥っていく。警察や自衛隊、そして市井の人々を巻き込み、物語は予測不能な展開を見せる群像劇だ。人間の本質をえぐる、衝撃と深淵の冒険心理ドラマである。