路那
大地に恵みをもたらす精霊たち。だが彼らが死を迎えると、呪いを振りまく「黒化」へと変貌する。その呪いを鎮め、魂を天へ送るのが「送儀師」の役目だ。少女アルピは、行方不明の両親を探しながら、自らの身を削り精霊の葬儀を執り行う旅を続けている。時に人に囚われ利用される精霊の姿を目にし、精霊を救うか、人々の暮らしを守るか、過酷な選択を迫られることも。生と死、恵みと呪いが交錯する世界で、アルピは痛みと葛藤を抱えながらも、ひたむきに刃を振るう。心揺さぶる幻想葬礼紀行だ。