びっけ
20XX年、夏。都会育ちの少年レグルスは、林間学校での退屈な日々を送っていた。しかし、参加者たちが次々と「赤」に異常な執着を見せ、奇行を繰り返す事態が発生。ルームメイトのミランと共に、レグルスはその不可解な現象の謎を追う。やがて、遥か昔の戦争に端を発する陰謀が、時代を超えて少年たちを翻弄していることが明らかになる。戦争が引き裂いた絆、それでも変わらぬ声で運命に抗おうとする人々の姿を描く。感動と切なさが胸に迫る、珠玉の連作短編集だ。