乙 一/清原 紘
誰ともうまく話せない女子高生・リョウ。携帯電話も持たず、心の中で空想の携帯電話を作り上げては、誰かからの着信を夢見ていた。そんなある日、ありえないはずのその空想の電話が突然鳴り響く。電話の相手は、リョウと同じく孤独を抱え、心の中に空想の携帯電話を持つ少年だった。見えない糸で繋がった二人の交流が始まり、リョウの世界は少しずつ色づき始める。切なくも温かい、心に響く青春ファンタジーだ。