新川直司
将棋の神童と呼ばれた二宮夕飛は、連敗続きでかつての輝きを失っていた。プロへの道を諦めかけた彼が、とあるバーで出会ったのは謎めいた少女・茅森月。彼女の指す将棋は、横暴で破天荒ながらも「神様に選ばれた」かのような自由な一手だった。素人にも負け、将棋を辞める決意をした夕飛だが、月との再会が彼の運命を大きく変える。将棋界を舞台に、挫折を経験した少年と天衣無縫な少女が織りなす、熱く切ない青春ラブストーリーだ。