柳沢 きみお
孤高の小説家・山形鐘一郎は、病院嫌いで「自分の主治医は自分」を貫く男だ。スマホも持たず、独自の健康法で生きてきた。しかし、ある日身体の異変を感じ病院へ。そこで告げられたのは「大腸がん」という衝撃の診断だった。突然始まったがんとの闘い。新鮮な入院生活、そして遂に判明するがんのステージ。山形は自身の哲学と向き合いながら、波乱と葛藤に満ちた日々を送る。これは、一人の男が病とどう向き合うかを描く、唯一無二の人間ドラマだ。