平松伸二
江戸の町に蔓延る法の網をくぐる外道ども。そんな悪党に死の裁きを下す闇の仕置人がいた。売れない浮世絵師・雪士、彼こそが黒き死の天使だ。ある日、奉公先で凌辱され父親を失った娘の悲劇を知った雪士は、番傘を手に闇夜に紛れ外道を討つ。やがて日の本一の絵師を目指す豪傑・松田や絵草紙問屋の鷹屋重三郎と出会い、彼らもまた法で裁けぬ悪を成敗する仲間となる。弱きを救い強きを挫く、痛快無比な勧善懲悪の時代劇アクションが幕を開ける。