宮下 英樹
豊臣秀吉の死から始まる物語。天下統一を成し遂げたはずの世は、彼の遺した「唐入り」という負の遺産と、五大老・五奉行の対立によって再び乱世の危機に瀕していた。徳川家康は乱世の再来を阻止すべく動き、石田三成もまた豊臣政権を守るため奔走する。誰もが大乱を避けようと腐心するが、それぞれの思惑と政治的駆け引きは激化するばかりだ。朝鮮からの撤退事業は混迷を極め、加藤清正と小西行長の確執も深まる。なぜ関ヶ原の戦いは起こってしまったのか。その舞台裏を緻密に描く、戦国最大の政治ドラマだ。