高橋ツトム
不慮の事故や殺人で命を落とした魂がたどり着くのは、現世とあの世の狭間にある「怨みの門」だ。そこで門番イズコは、死を受け入れ天国へ向かうか、現世を彷徨う霊となるか、あるいは誰か一人を呪い殺すかという、三つの過酷な選択を迫るのだ。18世紀のヨーロッパや第二次世界大戦中の日本など、時空を超え様々な時代と場所で、死者の魂とイズコが織りなす人間ドラマが展開される。人間の心の奥底に迫る、深く考えさせられるヒューマンドラマだ。