施川ユウキ/nniko
漫画家マルキは、盗作をテーマにした作品を描くため、画家・鏑木カオルコのもとへ取材に訪れる。作中に登場する「理想的な絵」を表現したいマルキだが、カオルコは取材を拒否。そんな二人の前に突然現れた少女が、カオルコに「ママの絵を盗んだ」と告げる。芸術を巡る愛憎と贖罪の人間ドラマが幕を開けるのだ。盗作という行為が引き起こす心の闇、そして過去の真実が徐々に明らかになっていく。緻密な心理描写と先の読めない展開が魅力の、深く考えさせられるミステリードラマだ。