加藤拓弐
荒廃した世界で、本来の任務を終えた人型機械と戦災孤児が出会う。そして「機械」と「人間」は「親子」になったのだ。元戦闘用アンドロイドの彼女は、拾った赤子を育てるため母親となり、傭兵として生きる術を教える。血の繋がりはなくとも、深い愛情で結ばれた二人の絆が胸を打つ。他にも、人間に恋する狙撃機銃AIや、人型戦車部隊を率いる機械たちの物語が描かれる。緻密なメカ描写と温かい人間ドラマが織りなす、心揺さぶるSFオムニバスだ。