落合 裕介
人が嫌いな男がソロキャンプで迎える衝撃の結末。感情を持たない女が辿る末路。そして、一蓮托生でマグロ漁船に乗り込んだ男たちの間に渦巻く因縁。落合裕介が贈る短編集は、そんな人間の奥底に潜む感情や意識を鋭くえぐり出す。それぞれの物語は独立しながらも、読者の心に深く問いかけるテーマが共通している。日常の裏側に隠された人間の本質を、様々な視点から描き出す異色のドラマがここにある。読み終えた後も心に深く残る、珠玉の短編が詰まった一冊だ。