浅山 わかび
ある日、高校生の当麻健匠は公園で大量の死んだカラスを見つける。そこに現れたのは同級生の茨戸爽介と、その姉で獣医の雷火だった。茨戸が目指すのは「法獣医学」動物たちの死因を究明する、いわば動物版の法医学だ。当麻は類稀なる完全記憶能力を活かし、茨戸と共に動物たちの死の謎を追うことになる。北海道を舞台に、野生動物からペットまで、様々な動物たちの「声なき声」に耳を傾け、彼らの生きた証と魂を紡いでいく。命の尊さと向き合う、心揺さぶる法獣医学ミステリーだ。