間瀬元朗
「ネット世論」が導く未来は理想か、それとも破滅か!? 大学院生の前沢は、人間そっくりの画期的なヒューマノイド「ヒトガタ」を開発する。それはインターネット上の無作為な人々の意見、つまり「ネット世論」を反映して行動する機能を持っていた。集合知の力で常に最適な判断を下すはずのヒトガタは、まさに神にも等しい知性を持つ人類の理想形となるはずだった。しかし、そのネット世論が暴走を始め、ヒトガタの行動は予測不能な方向へ。前沢は暴走を止めようと奮闘するが……。IT社会の光と闇、そして民主主義の危うさを描く、スリリングなSFサスペンスだ。