たらちねジョン
母を亡くし、ひとりになった大学生の大空。母の遺言は、ロンドンに住む友人に「自分の死を伝える」ことだった。不安を抱えながら、初めての海外へと飛び出す大空だが、同行するのは幼い頃に家を出て以来、わだかまりを抱える兄・大地だ。ぎこちない関係のまま、二人はロンドンへ向かう。そこで出会う母の友人やその娘、そして兄の住むパリで知る衝撃の真実。旅を通して様々な人々と出会い、大空は母の人生、そして家族の秘密と向き合い、少しずつ成長していく。これは、不器用な青年が旅のなかで自分を見つめ直す、心温まる家族の物語だ。