大上明久利
第二次世界大戦終結直後の東京。焼け野原の街の裏側では、秘密裏の戦後処理が進められていた。それは、旧日本軍の731部隊が生み出した不死身の人間兵器「変異体」の殲滅任務だ。かつて「死神」と恐れられた復員兵・近衛勘九郎は、GHQ治安衛生局に所属し、自身も変異体である謎の少女・砕花とコンビを組む。彼らは、変異体だけで構成された反政府組織「奇兵隊」が企む新たな戦火を阻止するため、命を懸けた激しい戦いへと身を投じていく。緻密な銃器描写と、混沌とした時代背景が織りなすハードボイルドアクションだ。