稲井カオル
ショッピングモールのドラッグストアでバイトする、ちょっと不良っぽい片野くんと、言葉のチョイスが独特な宇田川さん。二人の高校生が繰り広げるのは、他愛もない無駄口ばかりの毎日だ。始まりそうで始まらない、絶妙な距離感のラブコメは、日常のささいな会話の中にこそ大切なものがあると感じさせてくれる。クスッと笑えるテンポの良いやり取りと、じわじわと進展する二人の関係性が魅力。青春のきらめきを、ゆるやかに、そして温かく描いた作品だ。