蜜樹 みこ
華やかな大正時代人と妖が共存する世界で、深く愛し合う夫婦がいた。妻・緋花を溺愛する夫・桃実世永。彼の惜しみない愛を一身に受ける緋花だが、その激しい愛情には妖にまつわる秘密が隠されている。なぜ夫はこれほどまでに自分を求めるのか、緋花の胸には不安と疑念が募る。そんな中、どんな病も傷も癒やすという「吸血木」の花を巡り、政府の神社局が動き出す。夫婦の秘密と妖の存在が交錯する時、二人の運命は大きく動き出すのだ。豪華絢爛で妖艶な大正浪漫ファンタジーに酔いしれるべし。