宮月新/神崎裕也
電話ボックスに依頼人の手紙を貼ると、殺したい相手を完璧に始末してくれる「電話ボックスの男」の噂がSNSで広まっていた。彼の名は宇相吹正。彼が行うのは、マインドコントロールで精神的に追い詰め、ショック死させるという、警察では立証不可能な“不能犯”だ。憎悪、嫉妬、欲望、そして愛。宇相吹は依頼人の歪んだ思いに応え、次々と人を殺めていく。そんな彼の前に、唯一マインドコントロールが効かない刑事・多田友樹が現れる。果たして多田は宇相吹の犯行を止めることができるのか。人間の心の闇をえぐり出す、戦慄のサイコサスペンスだ。