大山海
「なあ、欲望のままに生きて何が悪いんだよ」平成の大不況から令和のコロナ禍へ。大阪のシェアハウス「ナニハウス」には、社会の底辺で傷を抱えた若者たちが集まっていた。令和元年夏、新たな住人が加わり共同生活はさらに混沌を極める。金銭トラブル、恋愛のもつれ、暴力――互いの感情をぶつけ合い、搾取と分断が加速する。彼らはやがて、全てが崩壊するとは知らずに過激な青春を謳歌していく。人間の愚かさと悲しさを容赦なく描く、最悪で最高な群像劇だ。