松本大洋
親と離れて暮らす子どもたちが集まる「星の子学園」。そこには様々な事情を抱えた少年少女たちがいた。彼らの心の拠り所は、庭の片隅に放置されたポンコツ車「サニー」だ。エンジンはかからないけれど、サニーの中は彼らにとって宇宙へも未来へも行ける秘密基地となる。寂しさや葛藤を抱えながらも、子どもたちはサニーの中で笑い、泣き、想像力という翼を広げ、日々を懸命に生きるのだ。松本大洋が自身の少年期を重ねて描く、切なくも温かいヒューマンドラマである。