荒木飛呂彦
死刑を宣告された囚人27号が投獄されたのは、豪華絢爛な部屋だった。しかしそこは、彼を処刑するために仕掛けられた罠だらけの監獄だ。 快適なはずの空間は、一瞬にして命を奪う装置へと変貌する。 姿なき看守と、脱出を試みる囚人の息詰まる攻防が始まるのだ。 壁の向こうに潜む恐怖、精神を蝕む奇妙な仕掛けの数々。 果たして彼は、この絶望的な状況から生きて脱け出すことができるのか。荒木飛呂彦が描く、極限の心理戦とサスペンスが凝縮された傑作短編だ。