森野達弥/黒史郎
華やかな港町ヨコハマ。その発展の陰には、多くの人々の営みと、そして数えきれないほどの怪異が眠っている。本作は、そんな横浜の地に深く刻まれた因縁と怨念を炙り出すご当地怪談集だ。南区の飛び降り誘発する魔の崖、鶴見区の三輪車に乗った首なし少女、保土ヶ谷区で通夜に届いた謎の骨など、各区に伝わるおぞましい実話が次々と語られる。歴史ある街の知られざる暗部を巡る、まさに恐怖の暗黒ガイド。読む者を逃さない、本格的なホラー体験がここにある。