樹なつみ
ごく普通の高校生・水沫伶は、ある日、ビルの屋上から飛び降り自殺をした少女の巻き添えを食い、奇跡的に生還する。しかしその日から、見えないはずのものが見え、聞こえないはずのものが聞こえるように。そんな彼の前に現れた謎の美少女・北杜笙は、伶が「半分だけ死者の世界の住人になってしまった」と告げる。平凡だった日常は崩壊し、生者と死者の境界が曖昧な世界へと足を踏み入れることに。ヴァムピールと呼ばれる存在との出会い、そして人間の心の闇が交錯する、スリリングなサスペンスファンタジーだ。