木原敏江
大正から昭和初期の日本、名門旧制高校・持堂院に二人の少年が入学する。ドイツ人とのハーフでクールな鷹塔摩利と、明るく少しドジな幼馴染の印南新吾だ。眉目秀麗な二人は、早くも学内の実力者「全猛者連」の会長に抜擢され、波乱に満ちた学園生活が幕を開ける。個性豊かな仲間たちとの友情、他校との対立、そして摩利が新吾に抱く同性愛的な感情に悩み苦しむ。やがて新入生・滝川篝の登場が二人の関係に変化をもたらし、物語は友情と愛情の葛藤を深めていく。旧き良き時代の青春を耽美に描く、心揺さぶる人間ドラマだ。