槇えびし
16世紀、数万人が迫害され命を落とした魔女狩りの狂気渦巻く時代。人々が悪魔の存在を信じ、無実の者を魔女と断罪する中、一人の医師が立ち上がった。彼の名はヨーハン・ヴァイヤー。彼は魔女とされた人々を精神の病と捉え、医療の力で救おうと奔走する。公爵の命で人狼騒ぎが起きる村へと派遣されたヴァイヤーは、悪魔の恐怖に怯え発狂する村人たちと対峙。集団ヒステリーが巻き起こす悲劇の中、真実を追い求めるヴァイヤーの孤独な闘いが始まる。史実に基づいた重厚な筆致で描かれる、人間の心の闇と光を深く見つめる歴史ドラマだ。