西馬宗志
母親の過度な管理下で育ち、スマホも小遣いも持てない女子高生・杏。唯一の楽しみは、親の目を盗んで通うCDショップの試聴コーナーだった。そんなある夜、駅前で天使のようなギターを奏でる“やばいやつ”生駒と出会う。彼の音楽に触れ、杏は抑圧されていた自身の「声」と「歌」への衝動を解放していく。やがて、杏の天性の歌声に惚れ込んだ生駒、そして完璧主義なドラマー俊平と「ハッピーミールズ」を結成。いびつながらも熱い衝動を抱えた3人は、無名のままいきなりの初ライブに挑む。音楽と生き様がぶつかり合う、胸を打つ青春ドラマだ。