トーマの心臓
完結
全3巻
雪降る冬の終わり、ドイツの全寮制ギムナジウムで美少年トーマが謎の死を遂げる。彼の遺書は優等生ユーリのもとに届き「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」と告げた。トーマの死が事故ではなく自殺、しかも自分への愛ゆえだと知ったユーリは深い罪悪感に苛まれる。そんなユーリの前に現れたのは、死んだトーマに瓜二つの転校生エーリクだった。奔放なエーリクは閉鎖的な学園に波紋を広げ、ユーリの心の奥底に封じ込めた過去の傷を揺さぶる。ユーリのルームメイトであるオスカーもまた、彼の苦悩を見守り続ける。少年たちの繊細な心の機微と、愛と赦しを巡る魂の物語が、詩的な筆致で紡がれる傑作だ。
ドラマ心理恋愛
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少女学園成長悲劇