ヤマサキリョウ/此元和津也
活気を失った寂れた商店街で床屋を営む兄弟、藤と桐。失踪した父の帰りを待ちながら、彼らは静かに日々を過ごしていた。しかし、この街には“何か”が棲みついている。日常に紛れ込む奇妙な違和感、そして次々と起こる不可思議な出来事。兄を慕う弟と、弟を想う兄。二人の周りで歪なうねりが生じ始めるのだ。これは人情とユーモア、そして日常に潜むミステリーが織りなす新感覚の物語だ。此元和津也とヤマサキリョウが贈る、予測不能な展開に目が離せない。