郷本
「女の霊が出る」と噂される不気味な屋敷に足を踏み入れたのは、良い子な少女・ありす。同級生が忘れたぬいぐるみを届けに行っただけのはずが、そこで彼女が出会ったのは幽霊ではなく、謎めいた優麗な美女だった。秘密基地のような屋敷で、ありすと美女は言葉を交わし、共に時間を過ごす。惹かれ合う二人の関係は、緩やかに、しかし確実に深まっていく。繊細な筆致で描かれる、危うくも美しい少女と美女の物語。その関係がどこへ向かうのか、目が離せない。