愛本みずほ
生まれつき文字の読み書きが苦手な青年・忍。高校も卒業できず、ようやく見つけたバイトもクビになり、人生に絶望しかけていた。そんなある日、忍は偶然立ち寄った喫茶店のマスターに、自分が「ディスレクシア」という障害ではないかと教えられる。マスター自身も同じ障害を持ちながらも飄々と生きる姿に、忍は希望を見出すのだ。文字との格闘に苦しみながらも、仲間との出会いや新たな挑戦を通して、あきらめかけていた人生に少しずつ光が射し込んでいく。これは、自分と向き合い、未来を切り開いていく青年の温かいヒューマンドラマである。