高橋ツトム
突然の死を迎えた者たちが辿り着く場所、そこは「怨みの門」だ。門番のイズコは、彼らに三つの究極の選択肢を突きつける。死を受け入れ天国へ向かうか、現世を彷徨う霊となるか、それとも現世の人間を一人呪い殺し地獄へ堕ちるか。死者は生前の記憶や残された人々の様子を見せられ、たった12日間で自らの運命を決めるのだ。なぜ彼らは死んだのか、そして何を選ぶのか。それぞれの選択が織りなす人間ドラマは、生と死、そして人間の心の闇を深くえぐる。高橋ツトムの重厚な筆致で描かれる、背筋が凍るようなホラーミステリーだ。