新海誠/清家雪子
「秒速5センチなんだって。桜の花びらの落ちるスピード」そんな言葉とともに、小学生の遠野貴樹と篠原明里は特別な想いを育む。しかし、明里の転校で二人は離れ離れに。文通で心をつなぐも、今度は貴樹も遠い鹿児島へ引っ越すことに。離れる前に一目会おうと、雪降る駅で待ち合わせる二人だ。遠ざかる距離と時間の中で、幼い恋は切なく揺れ動く。これは、誰もが経験するであろう「距離」と「時間」が織りなす、甘くもほろ苦い青春群像劇だ。