若き敏腕社長・黒崎壱哉には、気に入った男たちを莫大な借金漬けにし、最終的に自分のものにするという歪んだ愉しみがあった。かつての同級生、真面目な勤労青年、そして自身の秘書。壱哉は彼らに巧妙な罠を仕掛け、じわじわと精神的に追い詰めていく。金と権力で人間を支配しようとする壱哉の冷酷な手腕は、やがてターゲットたちの運命を大きく狂わせる。これは、支配と服従の果てに、抗いがたい愛が芽生えるのかを問う、背徳的な心理スリラーだ。