菊池久美子
ある日、高校生の美作あかりは保健室のベッドで目を覚ます。しかし、自分が誰なのか、なぜここにいるのか一切思い出せない。頭には激しい痛み。さらに恐ろしいことに、自分の意思とは関係なく、口が勝手に言葉を発してしまうのだ。記憶喪失という状況に加え、自分の体が自分のものではないような違和感に戸惑うあかり。失われた過去のピースを探し、真実を追い求める彼女の「自分探しの旅」が今、幕を開ける。予測不能な展開と深まる謎が読者を引き込む、新感覚の心理ドラマだ。