唐草ミチル
寂れた田舎町、葉霧町に赴任してきた高校教師・郡司行斗。この町では昔から行方不明者が後を絶たないのだ。ある日、謎の老人から毒々しい赤い花を受け取ったことから、行斗の日常は一変する。彼の身の回りで次々と不審な死や超常現象が巻き起こり、やがて町の山奥にひっそりと佇む“禁忌の匣”の存在を知るのだ。匣に棲みつく怪物の正体とは。そして、葉霧町の神隠しとの関係は。行斗は抗えない恐怖と謎に引きずり込まれていく。植物が人を呪う独特の世界観が織りなす、戦慄の新感覚ホラーミステリーだ。