唐々煙
百鬼夜行が跋扈し陰陽師が活躍する鎌倉時代。琵琶湖畔の曇神社に、助けを求める子供が現れる。それは、かつて大蛇を封印した鬼神・牡丹だった。彼女は黒装束の者たちに追われているところを、陰陽師・安倍比良裏に救われる。比良裏は牡丹に一目惚れし、突然のプロポーズ。しかし、60年の時を経て復活した牡丹と比良裏の恋には、過酷な運命が待ち受けていた。輪廻を繰り返す二人の、切なくも美しい愛の物語が幕を開ける。時を超えて紡がれる、和風ファンタジーロマンスだ。