宮月新/津上昌也
第二次世界大戦下、青年・勇は4人の幼い弟妹たちと地下室で暮らしていた。外の世界は毒ガスが蔓延し、敵兵が徘徊する危険な場所だと「お父様」から聞かされ、彼らは少ない物資で飢えと渇きに耐える日々を送る。しかしある日、お父様が鍵をかけ忘れたことで、勇は水を求めて地下室の外へ。そこで彼が目にしたのは、広大な地下空間と、無数に並べられた謎の薬瓶だった。お父様の隠す秘密、そして外の世界の真実とは一体何なのか。閉鎖された空間で繰り広げられる、極限状態の心理サスペンスが読者の心を掴む。