高橋 那津子
「パチン」と何かが弾けるような、心の変化の瞬間を描く短編集だ。小説家の叔父に密かな想いを寄せる女子高生。負け犬ボクサーと元恋人の再会。書道教室で出会う小学生男子と女子高生。そして憧れの先輩に送辞を読む中学生。様々な関係性の男女に訪れる、甘酸っぱい恋の始まりや、心揺さぶられる一瞬を鮮やかに切り取る。日常に潜む、ささやかなときめきを丁寧に紡ぎ出す珠玉の恋愛オムニバスだ。