蜜樹みこ
15歳の少女・ひなたは、恋と憧れの区別もつかないほど純粋な日々を送っていた。彼女が夢中なのは、吸血鬼小説で有名な作家・潤夜だ。そんな憧れの人が、なんと隣家に引っ越してきた。ひなたは潤夜に会いたい一心で隣家へと通い詰める。潤夜に触れられ、激しい感情に突き動かされ、ついに交わした口づけ。しかしそれは、永遠の命を捨てた吸血鬼と、その生を受け止める人間との「契約」だったのだ。妖しくも美しい吸血鬼と少女が織りなす、刹那的で運命的な恋の物語が幕を開ける。