雨瀬シオリ
高校の倫理教師・高柳。彼は「倫理は学ばずとも将来困ることはほぼない」と語る。しかし彼の授業には人生の真実が詰まっているのだ。いじめ、恋愛、自傷行為、ドラッグ――現代の高校生が抱える様々な問題や心の闇に、高柳は正論を振りかざすことなく、哲学者の言葉や倫理的な問いを投げかける。生徒たちは高柳との対話を通じ、自分なりの答えを見つけようともがく。読者に「善く生きる」とは何かを深く考えさせる、新感覚の教師物語だ。