三宅 乱丈
「これは呪いか。それとも愛か。」記憶を操る能力者たちが織りなす、心理と超自然が交錯するスリラーだ。他人の記憶に潜り込み、心の支えとなる「ヤマ」を美しく、心の傷となる「タニ」を醜く改変する。しかし、その禁断の行為は、やがて彼ら自身の運命を狂わせていく。失われた「すべて」を取り戻すため、彼らは記憶の深淵へと足を踏み入れるのだ。人間の醜さと美しさを生々しく描き出す、唯一無二のサイコスリラーがここにある。