小幡 文生
家電量販店に勤める太田は、セックスレスや息子の不登校といった人並みの悩みを抱えながら日々を過ごしていた。しかしある日、息子のカバンからドラッグが見つかり、彼の日常は激変するのだ。反社会組織に巻き込まれようとする息子を救うため、頼りない父親である太田は自ら組織のビルへと忍び込むことを決意する。平凡な中年男が、愛する家族のために裏社会へと足を踏み入れる。これは、暗黒の令和を生きる男のミッドライフ・クライシスを描く、手に汗握るサスペンスドラマである。