時雨沢 恵一/郷/黒星 紅白
「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」旅人キノと言葉を話す相棒の二輪車エルメス。彼らは「ひとつの国に滞在するのは三日間だけ」というルールを胸に、様々な国を巡る旅を続けている。訪れる国々は個性豊かな人々が暮らし、独自の文化や価値観を持つ。キノとエルメスはそこで出会い、別れを繰り返すのだ。時に哀しく、時に滑稽で、時に胸に突き刺さる光景を目にする。これは、多様な世界を巡る寓話的な冒険譚である。