ゆきさめ/ゆきじるし/道草家守
寒空の帝都にひとり放り出された少女・珠。人ならざるものが見えるがゆえに「贄」とされ、感情をうまく表せない彼女を救ったのは、不思議な髪色の男・銀市だった。銀市が営む口入れ屋「銀古」で住み込みで働くことになった珠は、彼や個性豊かな「隣人」たちとの穏やかな日々の中で、少しずつ心を開いていく。しかし帝都では少女たちの失踪事件が続き、珠も否応なく巻き込まれていくことに。秘密を抱えた珠と銀市が、お互いの居場所を見つけるまでの妖しくもあたたかい帝都浪漫綺譚だ。