もすこ
董国の第三皇女・朱姫は出自ゆえに蔑まれ、幼馴染の高衛だけが心の支えだった。しかし残酷な運命は二人を引き裂き、朱姫は隣国・北雍の第二皇子に嫁ぐことに。愛する人を故郷に残し旅立った彼女を待っていたのは「咲き還り」という数奇な宿命だった。優しく穏やかだった朱姫の瞳の奥には、やがて復讐の炎が燃え盛る。これは、捨てられた花が運命に抗い、美しくも苛烈に舞い戻る中華宮廷復讐譚だ。