岩岡ヒサエ
星が原の奥深くに広がる「あおまんじゅうの森」。そこは子どもたちに「お化けの森」と恐れられる場所だ。しかしその森には、謎めいた青年・蒼一と、かわいらしい精霊たちがひっそりと暮らしている。蒼一は精霊たちの悩み事を解決し、彼らと心を通わせながら穏やかな日々を送っていた。だが、森に住む風の精霊・科子との出会いが、蒼一の運命を大きく揺るがす。やがて、二人の仲を阻む荒ぶる風の精霊・野分が現れ、物語は優しくも切ない、そして時にハラハラするヒューマンファンタジーへと深く展開していく。