榛野なな恵
幼い頃の喪失体験と継母からの仕打ちに心を閉ざし、自傷行為を繰り返す高校生・理央。一方、愛情豊かな家庭に育ちながらも、自身の異質さに気づき不登校となった佐保子。高校3年で偶然クラスメイトとなった二人は、互いの孤独に触れ、急速に惹かれ合う。佐保子の優しさに触れ、生きる希望を見出し始めた理央だが、継母の悪意が彼女を再び絶望の淵へと追い詰める。命を絶とうとする理央を佐保子は救えるのか。運命と愛の意味を深く問いかける、魂を揺さぶる衝撃作だ。